月光殿(げっこうでん) 当初、滋賀の園城寺(三井寺)にあった日光院という塔頭の客殿にあった。 日光院は明治維新で廃寺となったので明治二十年頃、原六郎氏が譲り受け、品川御殿山に移して慶長館とい称した。 護国寺は徳川五代将軍綱吉の建立した寺で新義真言宗豊山派に属するが、昭和三年客殿を建てる計画があった時に原氏より寄贈され、移築された。当時工費は四万円。 工は仰木魯堂。国の重要文化財。